満開のノダフジを求めて大阪・福島区野田散歩(2)野田・春日神社
2015年 04月 26日

藤原氏の祖神を祭っているとされる春日神社。
江戸時代に刊行された『摂津名所図会』では、春日神社は、野田村にあって、藤で藤原の祖神を祭っているとの記述があり、更に、江戸時代の貞享3年に刊行された『藤伝記』にも藤原氏の分流が春日明神を勧請したと伝えられています。
その後、野田村の庄屋であった藤家の氏神として祭られていて、今でも春日神社の傍にあるマンションの名が藤マンションで、しかも、藤姓の方がお住まいになっています。
ただ、奈良の春日大社をイメージされると、えっと思われるであろう境内の狭さです(笑)。
ちなみに江戸時代には、藤の名所であったことからも、「藤之宮」と呼ばれていたそうです。

さて、今年の春日神社の藤ですが、見頃は今年はかなり早く20日がピークだったとか。

昨年に比べるとちょっと寂しい花付となっていました。

でも、赤鳥居と藤の取り合わせはなかなかいい風情ですね。



なお、春日神社側よりも道を隔てたマンション側の藤の方があります。


(撮影:4月25日)