~魁桜が満開~ 平野神社
2015年 03月 30日

京都洛中を代表する桜の名所、平野神社。
神紋は桜ですので、正真正銘の桜の社です。

平野神社の桜は、古く984年に花山天皇が桜を植えて以来、桜の名所として大事に育てられてきて、江戸時代には「平野神社の夜桜」としても有名でした。
奈良時代までは花見といえば梅で、観桜の歴史は平安時代からと言われていますので、平野神社は、わが国の観桜のルーツと言えるかもしれません。
数多くの品種のある平野神社ですが、なんと言っても、平野の桜というと第一にあげられるのは、魁桜でしょう。




平野神社発祥の桜で早咲きの品種であることから この桜が咲き出すと都のお花見が始まると言われています。



早咲きの枝垂れ桜です。神社の神門すぐ手前にあります。


魁桜の樹齢は100年と言われています。 この幹の中が無い古木ですので、この優美な桜を咲き続けさせるには、桜守の方々の日頃のお手入れの賜なのでしょう。


(撮影:3月28日)