連続テレビ小説でもロケ地となった股ヶ池明神
2015年 03月 29日

桃ヶ池公園内に位置する股ヶ池明神。
なにやら雰囲気あります。

桃ヶ池にまつわり「桃ヶ池に棲んでいた大蛇を聖徳太子が退治した」という内容の伝説が残されているのですが、その際、股ヶ池浮島に穴を掘り大蛇の死体を埋葬したが、その後も怪異が続くというので霊を沈めるため「おろち塚」が作られ、昭和初期まで残っていたそうです。
おろち塚の場所は現在はっきりしないようですが、池の中央に地元で「蛇島」と呼ばれる島があるので、その可能性あり。

そして、「股ヶ池明神」は、天明年間(1780年代)に角田某という人物が、夢に出た蛇霊を奉るために、おろち塚の北一丁の位置に丸高竜王、丸長竜王として祭ったことが起源と伝わっているとのこと。
股ヶ池明神は不思議な神社で、不動明王や地蔵菩薩、さらには内部には聖徳太子、弘法大師も祀られていて、何やら守備範囲が広そうです。

地下の不動明王が祀られている場所は、水が流れ落ちる構造が作られており、なかなか手が混んでいます。

かつて、NHKの朝の連続テレビ小説『てっぱん』で、ロケ地となりました。ほんの少しですが、富司純子さんが演じた大阪のおばあちゃんこと田中初音がお参りするシーンでした。
