桃ヶ池公園の桃は・・・
2015年 03月 29日
実際、咲いてはいましたが、思ったより数が期待したほど多くはありませんでした。昔は、公園の名前のとおり、池の周囲は多くの桃の花が咲き、すばらしい景観だったそうですが、残念ながら、ウィルスか何かにやられてしまい、その多くが伐採されてしまったそうです。
一番多く桃の木が残っているのは公園の北側の児童公園でしょうか。


ご近所さんにお聞きしたのですが、ソメイヨシノが咲く頃は未だ桃の花が残っており、その時期が華やかで再訪の価値ありとのこと。
この大阪市が管理する公園は、桃ヶ池とその周囲の遊歩道、児童遊園などで構成されていて、公園の面積は71,448平方メートルですから、かなり広く、地域住民の憩いの場となっています。
大阪市は桃ヶ池を整備し1933年10月25日に桃ヶ池公園として開園するのですが、都市計画に基づく区画整理で完成した公園としては、日本初のものだそうです。
のんびりしてなかなか好い風情です。

池は古くから「ももがいけ」と呼ばれており、名称については、池がいくつもあるため百ヶ池という説や、池の形が股引のような形になっていることに由来するという説や、聖徳太子の使いが大蛇退治をした際水深が腿程度だったためなどの説があるそうです。

江戸時代には「百ヶ池」の表記が見え、明治大正頃には「股ヶ池」が定着していたそうですが、昭和8年に市が整備し、都市計画公園として開園するにあたり、字が分かりにくいなどの理由でに同じ発音の「桃」の字をあてて「桃ヶ池」の表記となり、それが定着したとのこと。

ただ、私が、通学のために使っていた今は無き南海平野線の駅(駅というより停留所という規模でしたが・・・)の名は「股ヶ池」だったと記憶しています。
(撮影:3月21日)