本山寺の紅葉 @大阪府・高槻市
2014年 11月 17日


というよりも、神峯山寺からポンポン山さらには、善峯寺もしくは金蔵寺に至る人気のハイキングコースの途中にあるお寺として認知度が高いかもしれません。


はっきり言って、神峯山寺と比べて規模も小さいし、本山寺を経由しなくても、ポンポン山に抜けることができる道もあるのですが、紅葉の頃は、必ずこの本山寺に足を運ぶべきでしょう。


距離的には、神峯山寺から続く東海自然歩道に沿った参道を歩くこと約1時間のところ。
中之門をくぐると正面に高い石垣がまるで城壁のように立ちはだかり、そのうえに鐘楼を構えた広い境内が見わたせます。本堂は境内から続く急な石段の先に建っています。

こちらのカエデは、赤く染まるものもありますが、メインは黄色。まさしく、黄金色に染まります。


素晴らしい色づきで、神々しいまでの美しさです。


天正10年(1582年)の山崎の戦いの際に高山右近の兵火に罹り焼失したとのことですが、慶長8年(1603年)、豊臣秀頼が鐘楼、楼門などを再建。宝永年間(1705年頃)に5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院が改修を加えたそうです。京都西陣の八百屋の娘から三代将軍徳川家光の側室となり、玉の輿の語源となった女性ですね。
(撮影:11月15日)