~見逃す手はない~ 「鑑定士 顔の無い依頼人」
2013年 12月 31日
監督・脚本が「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルトナーレ、主人公の鑑定士役が、「英国王のスピーチ」でイギリス王ジョージ6世の、吃音症の治療にあたった言語療法士役を演じた名優ジェフリー・ラッシュ。顔の無い依頼人役のシルヴィア・ホークスはたいそう美人(この人、これから活躍されると思いますよ)ですし、音楽は、あのエンリコ・モリコーネ。
だから、面白くないはずないのであります。
そして、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ティツィアーノのイタリア・ルネサンス絵画の巨匠から、ルノワール、バーン・ジョーンズなど19世紀の画家による驚くべき数の女性を描いた絵画が登場するのですが、(私は知る限り)その絵画には、画家と絵画の中の女性とのスキャンダルや秘密に関する逸話なども残されていて、思わずほくそえんでしまう絵画好きには、何度でも見たくなる映画です。
ストーリーの展開上、結末は書けませんが、絶対お薦めの正月映画ですよ。
ところで、エンディングで登場するプラハカフェ「ナイト・アンド・ディ」に行きたくなりました。