岡田将のバッハ 6つのパルティータ全曲演奏会(第2回)@神戸新聞松方ホール
2013年 01月 28日
岡田将のバッハ
6つのパルティータ全曲演奏会(全2回)
〈第2回〉
2013年1月26日(土)開場15:30 開演16:00
【曲目】
パルティータ第3番イ短調 BWV827
パルティータ第5番ト長調 BWV829
パルティータ第6番ホ短調 BWV830
第1回目は、12月に開催されたのですが、野暮用があって、残念ながら彼の演
奏を聴くことが適わず、今回満を持して足を運んだ次第。
私は、パルティータを生の演奏である程度通しで聴くのは初めて。音盤では、ずっとグレン・グールド盤で慣れ親しんでおりましたところ、どうしても、岡田さんの演奏をかのグレン・グールドと比較してしまいます。かの天才にして革命児であったグールドと比較すること自体、岡田さんには気の毒な気もするのですが、今回演奏された、パルティータ第3番、第5番、第6番のうち、少なくとも第6番は、岡田さんの集中力も凄まじく、グールドの演奏に迫る出来だったと感じ入っております。
岡田将プロフィール
福岡県生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、1993年、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に留学。95年ベルリン国立芸術大学に留学。92年第61回日本音楽コンクール第1位。併せて野村賞、E.ナカミチ賞受賞。97年アルトゥール・シュナーベル・コンクール第1位と同時にスタンウェイ賞受賞。99年第5回リスト国際ピアノコンクール第1位受賞。ドイツ国内をはじめ、ロンドン、ニューヨークなど、各地でリサイタルを行う。2001年ヴァン・クライバーン国際コンクール奨励賞受賞。ヴァン・クライバーン・インターナショナル・ピアノコンペティション・ジャパンコミュッティー主催、第20回ピアノリサイタルに出演。02年第12回出光音楽賞受賞。同賞受賞者演奏会にて岩城宏之指揮東京フィルハーモニー交響楽団と共演。同年トッパンホールにて、園田高弘の推薦による“旬のピアニストシリーズ”に出演。03年第29回日本ショパン協会賞受賞。同年4月、トッパンホール主催のランチタイム コンサートに出演。04年、エスポワールシリーズに抜擢、同年12月にシリーズスタート。中村順子、有賀和子、エレナ・ラピツカヤに師事。ベルリンに居を構え活動していたが、2007年4月より日本に拠点を移した。