「アーティスト」を見てきた
2012年 04月 23日

ノスタルジックなたわいもない映画かもしれないけれど、上質な「たわいもない」映画だと私は思っています。
表現方法は、少しも新しいところないのですけど。私は、それ故、好感を持ったのですけどね。もちろん、わんちゃんの名演にも敬意を表して(笑)。
この映画は、本当のサイレント映画ではなく、偽サイレント映画なんですが、実際音を入れたところ、音楽を入れたところ、そして何も入れていないパートを巧みに使い分けていますね。本当のサイレントの場面に耳をそばだててみると、何かしら大切なものが聞こえてくるような気がしたのは私だけ?
ただ、もちろん、この映画がアカデミー賞に値するかどうかは別としますけど。
正直言って、私の中では、候補にも挙がらなかった「エドガー」が最も素晴らしい作品だと思っているのですが。