ジョルジュ・メリエスを振り返ってみる
2012年 03月 10日

彼のポートレイトを見ると、映画「ヒューゴ~」の中のメリエスさんとよく似ている。いや実際はその逆なんですが(笑)。
言わずとしれたフランスの映画製作者で、映画の創生期において様々な技術を開発した人物。SFXの創始者で、多重露光やストップモーションの原始的なものも開発した御仁。
映画「ヒューゴの不思議な発見」でも、紹介されていたように、もともとはマジシャンで劇場経営者であったが、1895年、同じくフランスのリュミエール兄弟による映画に触発され、映画製作に乗り出したとのこと。
もちろん、彼のもっとも有名な作品は、1902年の映画『月世界旅行』なんでしょうが、それ以外の映画は、写真ではともかく、動いたものは一切見たことがなかったので、「ヒューゴ~」の中で、断片的と言えど、「月世界旅行」以外の作品も興味深く見ることができました。


彼の映画の中で見られる、現在では「陳腐」にさえ映ってしまう映画の古典的手法も、彼がもともとマジシャンであったことを知ると、「なるほど」と思えて愉快。マジシャン故にあのような画期的な手法を思いついたのでしょうけど、逆に、マジシャン故に限界もあって、飽きられてしまったのでしょうね。
また、晩年、パリのモンパルナス駅のお店でキャンディーとおもちゃを売っていたというのも実際、史実だと知ってちょっとした驚き(ネットのサイトでモンマルトル駅でおもちゃ屋を経営とか書かれているものがありますが誤り。ただし、現在のモンパルナス駅ではなく、当時モンパルナス駅は現在モンパルナスタワーが建っているところにあったそうです。)。

この写真のお店に座られておられるのは、ひょっとしてメリエス夫人?
「ヒューゴ~」を見られた方、そして未だ見ておられない方も「ヒューゴ」を見る前に、もう一度メリエス作品の映画を見てみるのも一興かと存じます。

ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集

