山肌を染める真っ赤なつつじの絨毯 大和葛城山
2011年 05月 23日
ちょうど、私が足を運んだ5月20日は、遅れていた開花も満開を迎えて、見事に斜面一面が真っ赤に染まる様子を見ることができました。
まさしく、真っ赤な絨毯。
葛城山のツツジは葛城高原に自生しているツツジです。山頂の観光地化が進むにつれ、それまでは笹の群落があったものが、1970年頃その笹が枯れてしまい、その跡地から笹に隠れていた自生ツツジが生えてきたとのこと。そして、その自生ツツジを丹念に世話をしながら、現在のような姿になっていったということです。現在ではこの景観を維持するために地元のボランティアの方々の協力もあって、ツツジが見頃になる頃には下草刈り等が行われているそうです。
葛城山のツツジはヤマツツジがほとんどを占めていますが、ところどころピンクか薄紫のミヤマツツジなども見ることができます。
それにしても、凄い人・・・人・・・! 葛城山山頂へは往復1220円のロープウエイが便利ですが、ツツジの満開になる時期には非常な混雑となります。また駐車場代も1000円かかりますが、それでも見頃時期には9時ごろで満車となってしまい、以降は駐車場の空き待ちで数時間待たされることもあるようですね。
私も、最寄駅である近鉄御所駅に着いたのが、午前9時だったのですが、既に、駅からのバスもあまりの人で乗車できない状態。駅からロープウェイまで歩きました。ロープウェイでの待ち時間は約1時間。徒歩で頂上まで結構な登山道を約1時間30分なのに対し、ロープウェイを使うと約8分で山頂まで行けるという誘惑に負けて、ロープウェイをチョイスしてしまいました。一応、軽登山靴を履いてきたんですけどね(笑)。
(撮影:5月20日)