京都西陣の秘密の花園 雨宝院
2011年 04月 23日

東京の桜はそのほとんどがソメイヨシノで、ぱっと咲いてばっと散ってしまい、桜を楽しむ期間がほんとうに短いのですが、京都はいろいろな桜があるので、桜を楽しめる期間も長く、それゆえ、ゆったりと桜を愛でることができます。
いつも何かしらの花が境内を飾る西陣の花の寺。決して境内は広くなく、あたかも、様々な花が咲き乱れる西陣の秘密の花園といった風情です。
本尊は歓喜天。小説「夢をかなえるゾウ」でも有名になった、インドの神様「ガネーシャ」さんですよね。商売繁盛の神様、「西陣の聖天さん」として信仰が厚く、ひっそりとした風情を残しながらも、いつも誰かしら参拝に訪れるようなお寺なのですが、特に、4月中旬くらいからは、本堂前の歓喜桜(御室桜と同種の桜)が咲き誇り、これを楽しむ参拝客で賑わっています。



ベニシダレもなかなか見事。



もう一つ、この雨宝院で有名な桜は、御衣黄桜(ぎょいこう)という緑色の花を咲かせる桜なのですが、まだ、全く咲いていませんでした。まあ、全部の桜を一度にみるのは無理(笑)。
雨宝院には桜だけではなく、様々な種類の椿も美しい花を咲かせていました。
ほんとうに美しい椿でしょ。


(撮影:4月16日)