善幅寺の糸桜
2011年 04月 19日
先日、足を運んだ大和の大野寺の小糸桜と同じ枝垂桜ですが、まるで雰囲気が違いますね。
樹齢は、大野寺の方が300年。こちらの糸桜が260年ほどなので、こちらのほうが40歳ほど年下(笑)なのですが、逆にこちらの方が老木という感じがします。
大野寺は空に向かって真っ直ぐ立ち、若々しく花を咲かしているという感じなのに対し、こちらは何気に「くねくね系」です(笑)。
でも、これはこれで味わいがあっていいですよね。
このお寺は、石段を登った高い所に位置していることもあり、いろいろなアングルで桜を撮影することができます。そのアングルによって桜の表情が微妙に変わってくるのが面白いところです。
なお、この善福寺は有馬温泉に深い関係のある行基 が開祖であると言われる由緒あるお寺。また、有馬温泉を愛した太閤秀吉がこのお寺で茶会を催したこともあるそうです。そう言えば、利休塚なるものが境内にありました。
残念ながら、桜の木の樹齢からして、秀吉がこの桜を眺め、お茶を楽しんだわけではなさそうです。