カラフルな枝がにょきにょき Sodatsu-ki(そだつ木)
2010年 11月 25日
こちらには、なかなか面白いパブリックアートがあります。パブリックアートは最近、あちこちで見かけることができますが、最近できたものの中では最もお気に入りの作品です。

この作品は、広場の向かいの御影中学の卒業生でもある杉山( 江見) 知子さんデザインのオブジェ「sodatsu-ki」(そだつ木)。

御影というと澤の井という有名な井戸があって水がきれいなこと、昔の大洪水の時に流されてきた御影石が地中にごろごろと埋まっていること、震災で大きなダメージがあったこと、そして街は壊れたのに街路樹は変わらず花を付けていたこと。そんないろんな思いをつなぎあわせ、「地下水を吸い上げて大きく育った樹の枝が、地中の石を掘り投げて、地面から伸びてきているそんなイメージで、デザインしたそうです。

カラフルな枝がにょきにょ生えていて、不思議で、楽しくも、美しく、力強い作品ですね。

枝にはちろん登れて、座ることもできるのですが、「こんな風になってほしい」
との杉山さんの願いどおりに、この地に住む子どもたちが、大人たちが、お気に入りの枝に腰掛けておしゃべりして楽しんでいます。

そして、このオブジェの中に、スマイルマークが6個隠されているとのこと。



「全部見つけると幸せになれる」というような神戸の新しいパワースポットなんかになればいいなと思うこのごろです。