生國魂神社(いきくにたまじんじゃ)

生國魂神社は、「難波大社(なにわのおおやしろ)」の尊称をもって広く信仰を集め、明治には官幣に列せられるなど、国土の守護神、そして大阪の総鎮守として崇敬されている神社。また、「いくたま夏祭」「彦八祭」「大阪薪能」などの神事で「生玉さん」として親しまれています。

2年ほど前だったですが、織田作之助原作池田敏春監督による「秋深き」という映画がありました。主演は、八嶋智人さんと佐藤江梨子さんでした。ストーリーは、北新地のホステスと、そのホステスに入れあげた男が無事結婚へゴールインするのですが・・・
お二人さんが結婚式を挙げるのがこの「生玉さん」でした。

さて、この生玉さんの社殿の東にそびえる大鳥居ですが・・・

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この鳥居の裏には、サントリーウヰスキー本舗、壽屋の社名と創業者である鳥井伸治郎氏の名前が刻まれています。つまり、鳥居さんが鳥居を奉納したということ(笑)。

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さて、社殿は信長による焼き討ちのほか、明治45年1月の「南の大火」、昭和20年の戦災、同25年の「ジェーン台風」による被災を受けてきましたが、その都度復興されてきました。現在の社は昭和31年に建立された鉄筋コンクリート造りのものですが建築様式は、本殿、幣殿、拝殿を一つの屋根で覆う巨大な造りで、「生國魂造」と呼ばれており、3つの破風を備えている生國魂神社独特の建築様式だとか。

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なお、境内右手には井原西鶴の像があります。何やら、何も知らなければ落語家的な風貌(笑)。

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井原西鶴は『好色一大女』や『世間胸算用』などを著す以前から俳人として有名で、一昼夜ぶっ通しで連句をつくり続ける「大矢数」では大勢の聴衆を集めたとのこと。延宝8(1680)年には生國魂神社境内の南坊で万句俳諧という句会で俳人700余人、聴衆数千人を集め、4000句独吟を達成し、その成果を『西鶴大矢数』として出版しているそうな。

なお、この生玉さん、本殿以上に、境内にある11の境内社にも興味深いものがあります。

そのあたりについてはまた次回ということで・・・。
by tetsuwanco | 2010-09-29 20:52 | ちょっと遠出 | Comments(0)

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