聖アグネス教会
2010年 08月 28日

そぐ隣にある平安女学院の礼拝堂として創建されたこの建物は、英国国教会の流れをくむ日本聖公会京都教区の聖堂としての役割も担っています。
ゴシック様式の重厚な煉瓦積みの外観も重みがあって、明治期のキリスト教会堂の特色を伝えているとのこと。

煉瓦の色が100年以上の歴史を物語っています。

明治31年建築のこの煉瓦造の教会は、英国国教会の流れを汲むだけあってか、内装などどことなく、木の香り英国のチャペルといった風情で癒されます。



薔薇窓なども、決して華やかさには欠けるかもしれませんが、落ち着いた色合いと味わいがあって吉。



大きな石の柱のみで支えたゴシック建築のような荘厳さ、神々しさはないかもしれませんが、何かしら暖かさ、優しさを感じさせる教会です
設計は立教大学の学長も務めたジェームス・M・ガーディナー。彼は博物館明治村に移築された京都聖ヨハネ教会や円山公園の中にある長楽館(重要文化財指定)などを設計しています。
8月も半ばを過ぎ、芙蓉が花を咲かせていました。


