充実の野外博物館「飛騨の里」
2010年 05月 15日
ということで、JR高山駅からバス10分少々のところにある飛騨民族村・飛騨の里に足を運ぶことにしました。
何やら、お相撲さんの名前のようですが(笑)、飛騨の里は、一位一刀彫や飛騨春慶塗などの伝承保存を行うとともに、合掌造りなどの飛騨地方の民家の移築保存を行っている野外博物館。
大阪の服部緑地にも、日本民家集落博物館という北は岩手県「南部の曲家」から南は鹿児島県「奄美大島の高倉」まで11棟の民家を集めている野外博物館があるのですが、こちらは、ダムによって水没される運命にあった飛騨地方の40ほどの民家ばかりがあつめられています。それも、単に野外に移築・展示するのみならず、丘陵の傾斜地にあたかも昔からその民家が建っていたように景観もよく考えられて建てられています。
まさに、いにしえの飛騨の村に迷い込んだような感覚。
季節柄、こいのぼりが5月の風にそよいでおりました。
じっくり見ると、少なくとも1日はかかりそう。
今回は、2時間程度かけて、合掌造りの民家を中心に見て歩きましたが、200年以上も前の昔の飛騨の生活の一端も併せて垣間見ることができて、楽しいひと時を過ごすことができました。
あちらこちらの安易な発想のテーマパークが廃園に追い込まれているなか、この貴重な施設を維持している高山市とボランティアの方々に敬意を表したいところであります。
*おまけ
「飛騨の里」で見かけたワンちゃん
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