山上は寅のワンダーランド 奈良・信貴山
2009年 12月 26日
参拝者を最初に出迎えてくれるのは、巨大な寅の張り子。それも、機械仕掛けになっていて、頭がゆっくりと動きます。

その、あまりにも大きさに誰もが目を奪われます。

更に先に進むと、子寅の張り子も。

では、何故、トラかというと、それは今から1400年ほど前のこと、聖徳太子がこの地で物部守屋の討伐を祈願したところ、天空に毘沙門天が出現し、太子に戦に勝つための秘宝を授けたのですが、それが、寅の年、寅の日、寅の刻であったことから、信貴山で寅は「福寅」と呼ばれ、招福のシンボルとして信仰されてきたということ。
そんな、こんなで、あそこにも寅、こちらにも寅と境内は寅だらけ。


数ある寅の像のなかでも、一番古いと伝えられている塔頭千手院の「笑寅」。もともとは、怖い顔だったのが、火事で焼けて、今のような優しい顔になったとか。

これまた、千手院にある「三寅胎内くぐり」。胴体部分のトンネルは四国八十八ヶ所の砂が埋められた石畳になっていて、ここを通るだけで八十八ヶ所、全てをお参りしたことになるという有難くも、便利な寅です(笑)。

1億円の札束って、どれだけの厚さになるのか、さっぱり分らないのですが、この寅は、1億円の札束をくわえています。まことにゴージャスな寅。とにかく、この寅をなでなで。

この檻は、深夜になるとよなよな徘徊する寅を閉じ込めておくため・・・というわけではなく、一時期、福寅の像を削って持ち帰るフトドキモノが続出したため、寅を守るために檻を設置したとのことです。

親子の寅もいました。

馬にまたがる聖徳太子。

太子は、毘沙門天のお陰で物部氏との戦に勝利。後にこの山を信ずべき山、貴ぶべき山、信貴山と名付けたとか。
もちろん、絵馬だって寅。なお、寅の隣のムカデは、本尊の毘沙門天の使者とされ、本堂の扁額にも刻まれています。

そして、境内には大和平野が一望できる本堂のほか、いろいろと摩訶不思議なものが境内に点在していて、見所満載。とにかく楽しめます。

