チンチン電車でプチ旅情 ~阪堺電気鉄道
2009年 10月 19日
そんななかで、大阪と堺を結ぶ阪堺電気鉄道はふらりと乗車するだけでちょっとした旅気分が味わえる唯一の存在かもしれません。

恵比寿町~浜寺駅前と天王寺駅前~住吉公園の2区間があり、その間には、ちょっと懐かしい(?)「じゃりんこチエ」の世界が広がっていたり、住吉大社や浜寺公園、今宮戎などの観光名所も点在し、途中下車しての散策も気軽にできます。

そうそう、千利休ゆかりの地、茶の湯発祥の地、堺ということもあるのでしょうか、くるみ餅の「かん袋」さんや芥子餅の「本家小嶋」など和菓子屋さんもあちこちに点在していますので、この電車を利用しての食べ歩きも「吉」であります。

なお、全線1日乗車券(600円)があり、3回乗車で元が取れるので、阪堺電車を利用して観光を考えられておられるのであれば、必須です(天王寺駅前、恵比寿町、浜寺公園などの主要駅で購入できます)。
阪堺電車ホームページ
電車は、広告で埋め尽くされ、ある意味大阪ならでは(笑)。

駅は、ちゃんとした駅舎、もしくは屋根があるのは少数派かもしれません。
駅には階段が無く、プラットホームまでアクセスが楽チンなので、お年寄りにも優しい交通機関ですね。
さて、この阪堺電車の駅の中でユニークなのは、姫松(ひめまつ)駅でしょう。どこから、どこまでが駅なのでしょうね(笑)?



相対式ホーム2面2線で、互いに斜め向かいに配置されていますが、ホーム(安全地帯)ではなくて、天王寺駅前行き安全地帯すぐ横の交差点角(阿倍野区帝塚山一丁目)に木造のちょっとレトロな待合室があります。ここで、電車を待っていると、気がつくと電車が行き過ぎてしまうんじゃないかと思うのですが(笑)。