鳴く虫と秋の花を愛でる@伊丹郷町
2009年 09月 06日
メイン会場は、伊丹市立伊丹郷町館の旧岡田家住宅・酒蔵(国指定重要文化財)と旧石橋家住宅(県指定文化財)。

竹の虫籠や壷に秋の鳴く虫を入れて、座敷や土間に展示。




合わせて、秋の七草なども飾られ、鳴く虫のみならず、秋の花々も楽しむことができました。
女郎花(おみなえし)

藤袴(ふじばかま)

桔梗(ききょう)

撫子(なでしこ)

薄(すすき)

もちろん、秋の七草は日本の固有種。秋というとコスモスを連想するかもしれないけれど、秋の七草ぐらいは、諳んじることができるのみならず、ちゃんと見分けることができるようにしたいものですね。日本人として。
なお、郷町館 からすぐそばにある周辺商店街はもちろん、文化施設・博物館など約20の団体と有志が一緒になって、虫たちの声を盛り上げられておられました。残暑が続くなか、体感温度、少なくとも2~3度下がった気がいたしました(笑)。街中で虫の声が楽しめるのはいいですね。
江戸の昔から、日本人は、庶民に至るまで、鳴く虫を楽しむことにより、季節の移ろいを感じていたのですね。
この日本人の感性といったものを、今後も大事にしていきたいものです。

2009年9月4日(金)~9月12日(土)
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
※会期中5日(土)、6日(日)、12日(土)は21:00まで特別夜間開館(入館は20:30まで)
※夜間開館中は手作り行灯によるライトアップあり(伊丹酒蔵通りでも同時開催)
※7日(月)休館

