尼崎寺町「大覚寺」に、常設舞台完成
2004年 11月 27日
京都の壬生寺で行なわれる「壬生狂言」は結構有名なのですが、尼崎市寺町にある大覚寺にも、同様の「大覚寺狂言」なるものがあります。ただ、今まで、常設の舞台が無かったのですが、この度、念願の常設舞台が完成しました。身ぶりと、はやしだけで物語を表現する大覚寺狂言は、江戸時代に奉納された記録が残る。その後、途絶えていましたが、1953年に復活。毎年、節分の日に、狂言が奉納されてきたが、舞台は仮設で、常設の舞台が関係者の願いだったそうであります。
舞台は約5・5メートル四方。遠くからも見えるように、地上から約1・5メートルの高さが取ってある。舞台の背景の「鏡板」には、室町時代の絵巻物に残る尼崎の海辺が描かれているとのこと。
舞台の一般披露は来年2月3日の節分の日となるそうでありますが、可能であれば、演劇、音楽など様々な目途に積極的に開放利用されることを期待するところであります。

