白洲次郎・白洲正子が眠る寺@兵庫県三田市

ついこの間放送されたNHKドラマスペシャル「白洲次郎」。なかなか見ごたえありました。
再放送及びメイキング番組が決定されたとのことですので、見逃された方は是非ご覧になってください。

さて、白洲次郎は、現在の芦屋市である精道村生まれ。旧制第一神戸中学校在学中(のち兵庫県立神戸高等学校:先日わが国で最初の新型インフルエンザ感染者が見つかった高校ですね)には既に、車が走っていることが未だ珍しかった時代に、超高級外車を乗り回していたということですから、そんじょそこらの暴走族とは格が違います(笑)。

なお、彼の墓所は兵庫県三田市の心月院。観光寺院ではないのですが、心休まる静かな「いいお寺さん」ですね。

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「美の狩人」と称された夫人・正子の墓と一緒に並んでいるのですが、互いの才能に惚れ込んだ2人の関係がこのお墓を見ても感じ取れるのではないでしょうか。

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↑右側が白洲次郎、左が正子さんのお墓。

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ちなみに、このお墓は正子さんがデザインしたそうな。

墓碑には、次郎が残した遺言に従い、次郎の墓碑には正子が発案した「不動明王」の梵字が、正子の墓碑には「十一面観音」の梵字のみが刻まれていて、戒名は刻まれていません。墓石の裏に「白洲次郎」、「白洲正子」と記されているのみ。

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まさしく、「白洲夫妻らしい」と思われませんか。
さて、どうして白洲次郎・正子のお墓が三田市内のお墓にあるかというと、白洲次郎の祖父が. 三田藩の儒学者であったから。

ところで、本堂内に白洲家と正子さんのご実家である樺山家、そして白洲次郎が仕えた吉田茂の吉田家の系譜図が壁に貼られていたのですが、凄いですね。改めて実感。

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ざっと見ただけでも、順不同ですが(笑)、松方正義、松方幸次郎、小寺謙吉、樺山資紀、小林秀雄、大久保利通、吉田茂・・・。

一番、下に書かれていたのが7月5日現在、首相である麻生太郎氏。

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これだけ、「華麗なる一族」の末裔なんだから、もう少しがんばってくれないと・・・

心月院
三田市西山2-4-31
【公共交通機関】
JR三田駅下車、徒歩15分/神戸電鉄横山駅下車、徒歩10分
【車】
中国自動車道神戸三田より三田市内嶋ヶ谷交差点を左折。
by tetsuwanco | 2009-07-05 10:01 | ちょっと遠出

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by てつわんこ
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