西宮市大谷記念美術館の庭
2009年 05月 24日

ウィリアム・モリスのデザインした壁紙やテキスタイル・パターンはよく知られ、今までも、度々、「ウィリアム・モリス」を題した美術展でも紹介されてきたのですが、今回のモリス展では、英国各地に現存するステンド・グラスの主要な作品を忠実に再現したフィルムの数々も興味深いものがありましたし、モリス事務所デザインの家具もなかなか洗練されていて、あらためて、ウィリアム・モリスが近代デザインの展開に及ぼした多大な影響を再認識した次第。
さて、この美術館。エントランスを抜けると、ガラス越しに、日本庭園を眺めるロビーががあり、結構寛げます。

この美術館のルーツは、実業家・故大谷竹次郎氏の私邸。72年に開館後、展示スペース拡充のため、現在の鉄筋二階建てに建て替えられたのですが、「和風建築の穏やかな雰囲気を残す美術館に」と、大谷氏が造らせた日本庭園や池を敷地の中央に配し、ガラス張りのロビーから一望できるようにしたのであります。
緑豊かな日本庭園は外から回り込んで、自由に散策することもできます。四季折々、楽しむことができるのですが、今回は、紅白の芍薬や黄色のメキシコマンネングサが庭を彩っていました。





子猫も庭で寛いでいました(笑)。
