広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ 

因島の重井町馬神の除虫菊畑に足を運んで参りました。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21175916.jpg


広島県尾道市因島はかって蚊取り線香の原料の除虫菊の主産地だったところ。ペルシャ地方原産で明治の始めに日本に入ってきたとのこと。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21184445.jpg


除虫菊はマーガレットのような花。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_2119498.jpg


広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21192374.jpg


明治の頃は北海道とここ瀬戸の島々で栽培されていたそうですが、北海道は第2次大戦後食料不足を補うため他作物に変わっていったとのこと。因島では、大正時代の初めごろから、蚊取り線香の原料として栽培が始まり、最盛期には、栽培面積が約350ヘクタールにもなり、島を白く染めるほどだったそうな。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_2120953.jpg



しかしながら、化学合成殺虫剤の普及でだんだん生産量が減少し、昭和40年代後半には生産は終了してしまい、今では因島の重井西港斜面の除虫菊畑20アール、因島フラワーセンター手前斜面で栽培されている除虫菊畑20アール、そして、因島大浜町、白滝フラワーラインの中程・展望台広さ 3アールの3ヶ所のみ。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21204772.jpg



つまり、現在、日本国内で、除虫菊の花畑を見ることができるのは因島のこの3ヶ所、それもこのゴールデンウィークの時期のみということになります。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_2121222.jpg


この3ヶ所の中でも、重井西港斜面の除虫菊は、眼下に重井西港が広がり、昔ながらの石積みの残る段々畑一面に咲く除虫菊は大変美しく、最も手入れが行き届いています。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21223596.jpg


蚊取り線香は時代遅れかもしれませんが、それでも、かっての日本の夏の風物詩にして日本の生活文化そのもの。しかも化学物質を含まない天然素材の蚊取り線香は安全性が高いとも思われるところ、蚊取線香の復活とともに、この除虫菊畑の風景が次世代まで引き継がれていくことを強く期待するところであります。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_2121615.jpg


広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21202789.jpg


なお、重井の除虫菊畑まで徒歩すぐの重井西港へは三原港から、除虫菊畑まで徒歩15分ほどの重井東港へは尾道フェリー乗場から、それぞれフェリーが出ておりますが、尾道フェリー乗場はJR尾道駅のすぐ南に位置することと、本数が三原~重井西港便よりも尾道~重井東港便の方が便数が多いようです。私は、尾道からの船を利用しました。

広島・因島重井町馬神の除虫菊畑 ~次世代に残したい風景~ _b0063958_21445188.jpg


なお、5月10日をもって花は刈られてしまい、今年はもう花をみることができませんので悪しからず。

(撮影:5月6日)
by tetsuwanco | 2009-05-10 21:23 | ちょっと遠出

京阪神の地域密着情報を中心に情報提供します


by てつわんこ
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30