山野草の美しさ 山野草展@神戸・相楽園
2009年 05月 06日
決して大きな花弁ではありませんが、充分美しいですね。「山野草展」を目当てに相楽園に足を運んだわけではなかったのですが、正直なところ、「つつじ」以上に楽しめました。
(撮影:5月2日)
イワチドリ
ラン科の多年草。本州の中部地方以西、四国の沢沿いの湿った岩壁に生育する。名は花を鳥に見立て、岩場に生育することによるとのこと。まさしく、岩場の舞姫の美しさ。

ハヤチネウスユキソウ
岩礫地に咲く多年草。ヨーロッパアルプスの「エーデルワイス」に近縁で、「遠野物語」の舞台、岩手県の早池峰山の蛇紋岩地帯の特産。黄色い頭花が集まってつきますが、白い星形の花のように見えるのは苞葉です。

ドデカテオン メアディア
アメリカの東部から中部に分布。高原や草原のやや湿ったところに生えているとのこと。花茎を伸ばして紅紫色や白色、ピンクなどの花を下垂して咲かせます。和名は「カタクリモドキ(片栗擬き)」。

デンドロビューム キンギアナム

エノモトチドリ
谷筋の岩上や岸壁に自生。イワチドリと、コアニチドリの交雑種。

オノエマンテマ
シッキム地方からネパール、中国四川省にかけてのヒマラヤ山麓が原産。「カスミソウ」の仲間で、標高2800~4000メートルの草原や雑木林に生えているとのこと。夏に紫色の筋が入った白い花を咲かせます。属名にもなっている「マンテマ」は帰化植物ですが、江戸時代に渡来したときの「マンテマン(Agrostemma)」が転訛したものだとか。

ヒメフウロ
別名のシオヤキソウ(塩焼草)というのは,全体に特有の匂いがあり,この匂いが塩を焼いたときの匂いに似ている由。滋賀県伊吹山,岐阜県,三重県,徳島県剣山などの石灰岩地に生えるとのことですが、同種のフウロソウの仲間では花が小さく半分ほどの大きさしかないため、姫フウロというそうな。

レウィシア・コチレドン
淡い色が美しい。 もともとは北アメリカの高山地帯の岩場に咲いている花なので、日本の野山では見ることができません。

エゾチドリ
北海道の山や海岸近くの草地に生える。花は大きく、穂状に多数ついています。

イワヒゲ
北海道と本州の中部地方以北の高山帯の岩の割れ目などにへばりついて生える常緑小低木。花は白色で、長さ8㎜程度のやや口のすぼまった鐘形。

オオイワチドリ・ダイモンジソウ
ユキノシタ科。花弁は 5 枚で,上の 3 枚は短く,下の 2 枚が長いため,「大」という字に似ているのでこの名前がついているとのこと。

カナダオダマキ
オダマキ(苧環)の園芸品種。
