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「深江文化村」というけれど、朝比奈隆の師メッテル旧居は無くなっていた

今年、生誕100年にあたる夭折の作曲家貴志康一のヴァイオリンの師であるミハエル・ウェクスラーや大沢寿人らを教えたピアニストのルーチン、そして朝比奈隆や服部良一の師メッテルなどロシア人音楽家が集まった「深江文化村」というエリアがあります。

現在の神戸市東灘区深江南町1丁目あたりなのですが、当時近くに住んでいた貴志康一が音楽へと進む出会いを生んだほか、バイオリンの巨匠モギレフスキーが諏訪根自子らを指導したり、園田高弘の師にあたるピアニストのレオ・シロタや山田耕筰や竹中郁、小磯良平らも訪れたとのこと。

久々にこの「深江文化村」を歩いてみたのですが、なんと、昔メッテルの住宅であった旧ベーカー邸がなくなっているではありませんか。

木造でスタッコ仕上げの壁に蔦が絡まって雰囲気豊かな建物だったのですが、残念です。

かっては、約3000坪の土地に芝生の庭を囲んで13軒の洋風建築が並んでいたそうですが、旧ベーカー邸が無くなってしまい、現在残っているのは富永家住宅と古澤家住宅の2軒のみになってしまいました。

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(↑富永家住宅。住宅の北にある芝生の庭園を含め、当時の文化村を最もしのぶことができる住宅ではないでしょうか。なお、日本で最も古い2×4(ツー・バイ・フォー)住宅としても有意義な建物だそうです。)

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(↑古澤家住宅。)

もはや、「深江文化村」の全貌を感じ取ることは不可能ですが、少なくとも現存する2住宅を後世に残すとともに、阪神モダニズムの重要拠点であった「深江文化村」がどのような意義をもったところなのか、その概要を示すような碑のようなもを「現地」に建てることぐらいできないものなのでしょうかねえ
by tetsuwanco | 2009-01-24 18:25 | 神戸

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by てつわんこ
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