原 智恵子さんというピアニストをご存知ですか?
2004年 11月 16日
原 智恵子というピアニストをご存知でしょうか。神戸の須磨生まれの彼女は、日本人として初めてショパン・コンクール(1937年)に入賞(正確には特別賞)、戦中戦後の時期は日本で大きな人気を博したものの、50年代以降のヨーロッパでのご主人で世界的チェリストである夫君のガスパール・カサド氏とのデュオ活動を展開。いわば、日本人女性ピアニストの草分け的存在ですね。今回、西宮の神戸女学院大学で彼女がピアノ教師を勤められたご縁で、次のイベントが開催される予定となっております。
メモリアル・コンサートでは、ショパンほか、彼女のレパートリーが演奏されるとのことですが、今回、特に、ご主人であった、世界的名チェリストであるカサド氏の遺品のチェロで、彼の無伴奏チェロ組曲が演奏されることになっておりまして、私も足を運ぶ予定にしております。
1、【原智恵子写真展】
2004年12月1日~22日 神戸女学院大学図書館本館3階ギャラリー
(9時~16時、土日祝日閉館)
入場:無料(コンサート当日のみ19時まで)
2、【原智恵子メモリアル・コンサート~蘇る音色~】
2004年12月3日(金) 19時 神戸女学院 講堂
(阪急今津線門戸厄神駅下車西へ徒歩10分)
・出演:奥村智美(ピアノ)、林裕(チェロ)、中村美生子、八木昭子、岩田朋子(ピアノ)
ほか
●原 智恵子プロフィール
原 智恵子(はら・ちえこ)は1914年神戸市須磨に生まれる。幼い頃からピアノに親しみ、1928年からパリでピアノを学ぶ。32年パリ音楽院を首席で卒業。コルトーらに師事した。1937年第3回ショパン国際ピアノコンクールで15位に入る。その賞の不当を非難する聴衆が騒ぎだして聴衆賞という特別賞をあたられた。第2次大戦をはさんで日本で活躍したが、1959年チェロの巨匠ガスパール・カサドとの結婚により再びヨーロッパを中心として活躍する。1966年カサドが亡くなって、カサド国際チェロコンクールを主催、多くの若い音楽家の育成の尽力した。

