人気ブログランキング | 話題のタグを見る

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯

中国福建省というと、お隣の広東省と比べても、我々日本人にとってどうしても知名度が高いとは言えないと思うのですが、案外、日本にも多くの福建省から多くの人々が長期・短期のスパンで来日しているようですね。

もちろん、神戸にも多くの福建省からの来訪者がおられ活躍されておられるようです。神戸の南京町の福建料理店「小小心縁」の陳挺シェフももちろんその1人。

香港のレストランで修業した陳挺シェフが作る福建料理・広東料理は新鮮な魚介や肉を使い、あっさり仕上げた季節感ある料理をカジュアルに楽しめます。

今回は、3人で夕食を楽しんだのですが、最大の目的は、「福建炒飯」を頂くこと。もちろん、〆でいただきました。

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_20423724.jpg


そもそも、福建料理をいただけるのは、それほど多いわけではなく、中華の名店がひしめく神戸においても、「小小心縁」のほか、私は足を運んだことないですが、花隈の「唐人道」ぐらいでしょうか。

それにしても、この店の「福建炒飯」は絶品。パラっとした炒飯と海鮮風味たっぷりのあんとのコンビネーションが絶妙なのであります。本当に美味しそうでしょう。本当に美味しいんです(笑)。

福建炒飯は簡単にいうと「海老などの海鮮具材を使ったあんかけ炒飯」。今から20年近く前に、中国の海南省のとあるレストランでめぐり合って以来、すっかりはまってしまったのですが、なかなか、日本では、「福建炒飯」といっても名ばかりで、「中華丼と炒飯を足して2で割ったような」ものばかり。

これはというモノを日本ではなかなかめぐり合えませんでしたが、やっとのことでめぐり合えたのがこのお店の「福建炒飯」。もちろん、横浜の中華街でも美味しい「福建炒飯」いただけそうですが・・・。

ところで、「福建炒飯」というシロモノは「福建料理」の本場である福建省のレストランではいただけないとのこと。香港や、中国でも福建以外ではちゃんとメニューに登場するのに、不思議ですね。

まあ、中国に「中華丼」が無い、あるいは天津に「天津飯」が無いのと同じことでしょうか(笑)。

さて、福建炒飯以外でいただいたのは次のとおり。もちろん美味しくいただきました。

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_2043358.jpg

牛バラと牛のアキレス腱の広東風シチュー。とろとろで、コラーゲンたっぷり。たまりませんねえ。

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_20432272.jpg

牡蠣の福建風お好み焼き。朝鮮料理のチヂミに良く似ていて親しみ易い味付け。スィートチリソースと併せていただくと非常に美味。

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_20434265.jpg

海老のマヨネーズ和え。これも人気メニューの一つ。もちろん、好みのお皿の一つです。

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_2044292.jpg

鶏の唐揚のグレープフルーツソース和え。レモンソースでいただく一品は珍しくないのですが、グレープフルーツソースというのは珍しいでしょう。ちょっとした苦味がアクセントになっていて美味。さくっとした唐揚にふわっっとソースがかかっていて、実に美味しくいただきました。


福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_204439.jpg

季節の野菜炒め。これは定番。ほっとする味付けです。

◆小小心縁
神戸市中央区栄町通1-2-26 KCSビル1・2F
アクセス東海道・山陽本線元町駅東口より徒歩3分
※南京町の大丸側の入口から入り、1つ目の路地を左折 阪神本線元町駅より徒歩5分
営業時間ランチ11:30~15:00、ディナー17:00~23:00/土日祝11:30~23:00
定休日水休(祝の場合営業、翌休/12/31、1/1休)
TEL 078-321-3434

福建料理の名店「小小心縁」で福建炒飯_b0063958_20533043.jpg


追記:お店もにぎやかな南京町のメインストリートから外れているのも、落ち着けて吉。
by tetsuwanco | 2008-12-12 20:46 | グルメも文化!

京阪神の地域密着情報を中心に情報提供します


by てつわんこ
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31