神戸ルミナリエ ~インフィニートの意味~
2008年 12月 05日
震災のあった95年に始まった「神戸ルミナリエ」の今年のテーマは「光のインフィニート(無限)」。
そもそも、震災被害者への鎮魂と震災復興を光に託した祭典なのですが、その意義がだんだんと薄れてきているのは残念ですが、仕方が無いのかもしれません。
95年の「神戸ルミナリエ」の光がともった瞬間の感動は今でも忘れることができません。
100万ドルの夜景と称された神戸の夜景のみならず大事なものを一瞬にして奪い去ってしまった大地震でした。
当時、多くの人は何かしら、喪失感といったものを感じていたと思うのですが、ルミナリエの光を見て、ぽっかり空いた心の中に希望の光が灯ったような気がしたものです。
その際、ルミナリエの光の「温かさ」をしっかりと感じ取ることができたのですが、その「温かさ」が年々薄れてきているように思えるのが残念。
輝きや明るさは変わらないのですけどね。
「光のインフィニート」というテーマは、希薄になってしまいがちな震災時の希望への想い・・・その想いが永遠に続いてほしいという希求に由来しているのかもしれません。