尼崎寺町(2)本興寺三光堂
2008年 08月 20日
摂津守護細川満元が大物の若宮八幡宮の境内地を寄進して着工し、応永30年(1423)に竣工したと伝えられています。元和3年(1617)寺地は尼崎城築城用地となり現在地に移転しました。
三光堂は境内の南西隅に位置する建物で、堂内には三十番神・鬼子母神・三光天子(日天・月天・明星天)などが祀られている本興寺の鎮守。桃山後期の建造物。
建物は三間社流造(ながれづく)。。細部の手法に見るべきものが多く、草花彫刻をはめた 蟇股 蟇股 (かえるまた)や 木鼻 木鼻 (きばな)の絵様彫刻、欄間の透彫りなどに桃山時代の特徴がよく表れています。国指定重要文化財。