尼崎寺町(2)本興寺三光堂

本興寺は、法華宗(本門流)の四大本山の一つで、応永27年(1420)、日隆上人によって創建されました。尼崎の寺町では最大の敷地面積を誇る寺院。

摂津守護細川満元が大物の若宮八幡宮の境内地を寄進して着工し、応永30年(1423)に竣工したと伝えられています。元和3年(1617)寺地は尼崎城築城用地となり現在地に移転しました。

三光堂は境内の南西隅に位置する建物で、堂内には三十番神・鬼子母神・三光天子(日天・月天・明星天)などが祀られている本興寺の鎮守。桃山後期の建造物。

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建物は三間社流造(ながれづく)。。細部の手法に見るべきものが多く、草花彫刻をはめた 蟇股 蟇股 (かえるまた)や 木鼻 木鼻 (きばな)の絵様彫刻、欄間の透彫りなどに桃山時代の特徴がよく表れています。国指定重要文化財。

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by tetsuwanco | 2008-08-20 20:28 | 建築グッドデザイン

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by てつわんこ
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