神戸の香港広東料理 紀元:一菜 六総菜セット
2007年 12月 17日
この「紀元」という中華料理店、地下鉄だと大倉山駅もしくは兵庫県庁前駅、阪急の花隈駅、JRだと神戸駅から、どこから歩いても10分かかる極めて不便なところにあります。
それでも、足を運んだ土曜日のお昼、次から次へとお客さんが来店。結構流行ってました。見た感じ、お店の近所の常連さんと私のような新参者が半々といった感じ。
どうして、このお店、流行っているかといいますと、おそらく、①1050円の一菜 六総菜のセットが大変充実していること ②神戸中華料理界の一線で長らく活躍されていた黄啓健氏が一線を退かれた後、こじんまりしたお店を出されたのですが、それがこのお店だということ だということなのでしょう。
黄啓健氏は、過去、神戸新聞会館の中華料理店「金龍閣」や新神戸オリエンタルホテルの料理長として活躍された経歴の持ち主。それに、私が贔屓にさせていただいている東灘の中華の名店「冠三宝」のシェフのお師匠さんにあたるお方であることも、私に足を運ばせた大きな一因でございました。
さて、このお店、中山手通から南に少し下りたところにあるのですが、こじんまりしていますが、なかなか小奇麗なお店。店内もなかなか感じがよろしいですし、ガラス張りで調理の模様がお客サイドからちゃんと見れるようになっています。
さて、人気のお昼のメニューは次のとおり。
一菜 六総菜
一菜(A-Dから選びます)
A海老チリソース煮
B蒸し鶏(骨なし)
C酢豚
D麻婆豆腐
六総菜
・野菜サラダ
・甘味噌茄子
・青瓜白菜その他
・香の物
これで1050円は充分買いですね。味も申し分ないです。神戸の1000円レベルのランチだとトップレベルにランクされるの間違いないですね。
私は、もともと、このお店は広東料理であることとと、一つのお店の味の評価基準にこれが最適だということで、Bの「蒸し鶏」をいただきました。時々、悲惨なぐらいパサパサの蒸し鶏を出す南京街の有名店であるのですが、この店の「蒸し鶏」のつるりとした舌触りは文句のつけようがないものでした。
そして、白御飯か中華粥どちらかをチョイスすることになっているのですが、もちろん中華粥を選択。
私には、ちょうどの分量でしたが、女性だったら、もてあますことは無くても、たっぷりめの量ではないでしょうか。あえて、問題点をあら捜しすると、デザートが無いということかな(笑)。でも、あと、200円出すと杏仁豆腐もつけてくれるとか。
なお、料金がお手ごろでボリュームがあるのみならず、素材もいいものを使っていること良くわかります。決して奇をてらうことのない素材重視の安心できる中華料理を出してくれる良心的なお店というのが私の感想。
夜のメニューを拝見させてもらったのですが、海鮮系のものに食指を動かせられるものがたくさんありましたので、近いうちに再訪させていただきたいところであります。
住所:神戸市中央区下山手通7-6-17 電話:078-366-3358
営業時間:11:30~16:00 17:00~20:00L.O.
定休日:水曜、第3火曜