ロベルト・シューマン(1):レクイエム 命日を前に

ロベルト・シューマン(1):レクイエム 命日を前に_b0063958_18565281.jpg「私は、シューマンが苦手であります。」てなことを、私のシューマンの弦楽四重奏のポストでも、彼のヴァイオリン・ソナタのポストでも、まるで枕詞のように書いてますね(笑)。正直なところ、ロータス・カルテットのシューマン弦楽四重奏曲全曲演奏会を経験して、かなりのところ対シューマン苦手意識が払拭されたとはいえ、まだまだ、彼のピアノ曲のCDなんて、どうも手が遠のいてしまうのであります。

ところで、気がつけば、明日は7月29日は、シューマン(1810-1856)さんの命日ではあるまいか。今年は、没150年ですし。これは、「結婚できない男」なるクラオタドラマに現を抜かしている場合では無いということで、この夏はシューマン三昧!

いつまで続くやら、かなり不安ですが(笑)。

さて、何から始めるか? やっぱり、没150年で、明日が命日ということで、「レクイエム」あたりでしょうか。

さて、お薦めは、次の1枚。
ベルンハルト・クレー指揮デュッセルドルフ交響楽団、デュッセルドルフ市楽友協会合唱団
ヘレン・ドナート、ドリス・ゾッフェル、ニコライ・ゲッダ、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
EMI。1985年録音。

サヴァリッシュのタクトによるものもあるのですが、あまり好みではありません。あまりにも重厚すぎて・・・

ところで、もともとシューマンはプロテスタントでしたし、入祭唱の「Te decet hymnus」の部分と「KYRIE」が同時に歌われたり、「Benedictus」から「Agnus Dei」「Communio」まで続けて歌われることなど典礼ではありえないことから、実際に実用の教会音楽として書かれたものではないというのが通説のようですね。

そうであれば、宗教曲から若干外れた(と私は思っています)演奏であるサヴァリッシュのものも、満更おかしいとは言えないかもしれませんね。
by tetsuwanco | 2006-07-28 18:48 | 旬のクラシック

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by てつわんこ
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