「くるみ割り人形」の由来

クリスマスといえば、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」を思い出される方も多いのではないかと思います。

私は、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団による「くるみ」をこの時期、一度は必ず聴くことにしているのですが、あのCDジャケットも実に愛らしいですね。このジャケットからは毛むくじゃらのゲルギーなんて連想できません(笑)。

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ところで、皆さん、「くるみ割り人形」の由来って、ご存知ですか。

くるみ割り人形の形をしているのは、だいたい王様や兵隊、もしくはお役人様といった、時の権力者を題材にしているのですが、そこに秘密ありです。
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昨日、訪問した「有馬玩具博物館」で、興味深いお話を聞けましたので、ご参考まで。

くるみ割り人形は、人形の口に胡桃の実を入れて、人形の後のレバーを引いて、固い殻を割るようにできていますよね。昔から、王様とかお役人さまは、税金を払えとか、「あれをしなさい、これをしなさい」とか、口やかましく言うモノであります。それ故、庶民のアイデアとして、自分の耳をふさぐ代わりに、為政者の口を胡桃の実でをふさいでしまえというのが、そもそもこの人形を作り出したルーツだとか。

なかなか、ユーモア溢れるお話だと思いませんか。

今の日本でオリジナルの「くるみ割り人形」を作るとなれば、何が題材となるでしょうか。まあ、いろいろ考えられるでしょうが、やはり「お役人」は当確でしょうね(笑)。
by tetsuwanco | 2005-11-28 15:03 | たわごと

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by てつわんこ
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