夭折の画家フレデリック・バジールについてもう少し
2005年 11月 26日
ところで、この絵は、オルセーでモネの「庭の女性たち」の隣に掛けられていたように記憶しているのですが(たぶん)、バジールは、サロンで落選したモネのこの絵を当時、2500フランという桁外れの額で購入しています。
↑こちらはモネの「庭の女性たち」
なお、オルセーには、バジールとモネの間の微笑ましい友人関係を示す絵が残されています。
それは、「急ごしらえの病室」。足を怪我して動けないマネに対して、絵を志す前は医学生だったバジールは、モネの足を冷やすために、急ごしらえの道具を作ります。その道具をつけてベッドに不機嫌そうにベッドに寝るモネをモデルに、絵を描いているのです。なかなかユーモア溢れる絵でしょう。
彼の早すぎる死は、重ね重ね残念であります。