ルーヴル美術館展(1)
2005年 09月 27日
私個人的には、ドラクロワとモローの間に位置するシャセリオーをこれだけまとめて見ることができたのが大きな成果であります。
それにアングルも充実しておりました。今回の美術展で、彼の作品では、「泉」と「トルコ風呂」の方に目がいってしまうのですが(個人的には「トルコ風呂」は私の趣味ではありません)、「スフィンクスの謎を解くオイディプス」も、ルーブルの至宝の一つに数えられて然るべき作品であります。以前、私めのブログでモローの同テーマの作品との比較をさせていただきましたが、どうか、そちらもご覧ください。
なお、新古典派との比較の意味で、京都大丸で開催中の写実派のクールベ美術館展や、12/3(土)から3/19(日)、神戸市立博物館で開催される「ヴェルサイユ宮殿美術館所蔵 ナポレオン展 -新たな時代の創造者-展」も、19世紀前半の新古典主義と深い関わりを持っておりますところ、このルーブル美術館展で19世紀フランス絵画に興味をお持ちになった方、足をお運びになられることを強くお薦めいたします。