鱧(はも)について

鱧(はも)について_b0063958_731254.jpg土用の丑を迎えて、さて鰻といきたいところですが、今年は、以前から言われていたとおり、稚魚であるシラスウナギが不漁で、鰻の値段がさらに鰻のぼりとのことであります。

さて、関西では、平賀源内氏が「土用の丑には鰻!」というキャッチ・コピーを考え出す前までは、圧倒的にこの季節は鱧(はも)でありました。もともと、鱧は夏が旬で、大阪の天神祭や京都の祇園祭の鱧料理は有名なのですが、今となっては、鰻派の方が鱧派よりも優勢なのではないでしょうか。鰻も決して安くはないですが、鱧も高級魚ですからね。

この季節、大阪の北新地の料亭などでも鱧料理のコースを出してくれるところが多いようですが、目が飛び出る位高いですね。なかなか手が出せない。

鱧(はも)について_b0063958_6582577.jpg
ということで、私としては、通常、天ぷらや湯通しした鱧を梅肉醤油でいただく(鱧のおとしっていうんでしょうか)こととしております。なお、鱧自体の鮮度も大事なのですが、梅肉が不味いと料理が台無しなのであります。

ところで、関西でも、鱧の本場といえば、淡路の沼島(ぬしま)。神戸・大阪からでも、一度淡路島に渡って、更に渡し舟で沼島に渡らなければならない極めて交通不便の地なのですが、何年か前に泊りがけで鱧チリをいただきましたが、これが美味!!!!! また、食べに出かけたいものです。
鱧について
 ハモ科
 旬の目安〈6月~8月〉
夏が旬で、関東よりも関西地方で賞味される。関西の夏祭りにはハモは欠かせないもので、大阪の夏祭りでのハモや京都の祇園祭のハモ料理は有名、祇園祭は別名ハモ祭りと呼ばれているくらい。
青森県以南、西太平洋からインド洋の暖海に分布し、大陸棚の砂泥底にすむ。小魚、甲殻類、イカ、タコなどを食べ、春に北上して秋に南下する。底曳(そこびき)網で漁獲され、はもちり、蒲焼き、天ぷらなどのほか、熱湯をくぐらせたハモを梅肉醤油で食べる。骨が硬く、小骨が多い為包丁目を入れてから調理するが、これを「ハモの骨切り」と言う。
北日本でハモと呼ぶのはアナゴ。

by tetsuwanco | 2005-07-23 06:55 | グルメも文化!

京阪神の地域密着情報を中心に情報提供します


by てつわんこ
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31