祇園の正月:有楽稲荷大明神 ~実は京都にも有楽町~
2018年 01月 08日
有楽町というと、銀座の隣、東京の地名として、皆さんご存知。
でも、京都にも有楽町があるということご存知でしょうか。
有楽町は京都最大の歓楽街祇園の中にあるのですが、正式な住所表記では無く、本来は「祇園町南側」になります。そのため地図を頼りに訪れても、たどり着くが出来ません。
有楽町には料亭が多くあり、少し歩くと舞子芸妓が芸事を習得する、祇園甲部歌舞練場があります。
そして、何故有楽町という町名が付いているかというと、町の中心と憶えしき場所に「有樂稲荷大明神」があるから。
この稲荷神社は住宅一軒ほどの間口という本当に小さなお社。この小さな稲荷神社に祀られているのは、織田信長の弟であった織田有楽斎。彼は晩年このあたりに住んでいたとのことですね。
ちなみに、東京の有楽町も織田有楽斎に縁で、明治時代に付けられたとのことでした。