龍野城城下町を歩く ~龍野公園聚遠亭・浮堂
2017年 12月 11日
龍野公園の聚遠亭には、江戸時代中期に建てられた藩主・脇坂氏の別邸『御涼所(おすずみしょ)』をはじめとして、いくつかの茶室や建物が残ります。
それぞれの建物の周囲には回遊式あるいは座視式の日本庭園が造成されていて、かなり広い敷地となっています。
そして、この聚遠亭の中で最も美しい景観を誇るのが『浮堂』です。
『浮堂』は江戸時代後期に藩主・脇坂安宅(わきさかやすおり)が孝明天皇から賜ったとされる茶室で、たつの市の有形文化財の指定を受けています。
心字池(しんじいけ)の上にある浮堂は、庭園・池・杉垣根などと調和した書院造りを模した数奇屋風(すきやふう)の建築物で、特に周囲のモミジとの組合せがなかなか良い感じです。
(撮影:12月3日)