住吉大社末社・縁結びの神様「侍者社」
2017年 05月 22日
住吉大社の末社の一つ、縁結びの神様『侍者社(おもとしゃ)』。
初代の神主「田裳見宿禰(たもみのすくね))とその姫神「市姫命」をまつり、縁結び・夫婦円満などの信仰を集めています。
侍者(おもと)とは貴人のそばに仕えて雑用を務める者のことですが、住吉大神に仕えた田裳見宿禰・津守一族のことを指しています。
田裳見宿禰は三韓征伐の際、神功皇后の軍船を誘導して功があったとされ、ご神託に従い住吉三神を住吉大社に祭るように進言しました。
侍者社の中は暗くて撮影困難ですが、棚に2種類の人形がびっしりと奉納してありました。
侍者社は人間と神様の間をとりもつ縁結びの神様として親しまれているそうです。
侍者人形と裸雛が大きな棚にびっしりと奉納されています。
左の棚に奉納されているのが、良縁を祈願する侍者人形です。
裸体の男女一対の雛で、男雛は黒冠で手に長い笏(しゃく)を持ち女雛は扇を持っています。
右の棚が夫婦円満を祈願する裸雛です。裸雛というのは珍しいですね。