与謝蕪村終焉の地

鶏鉾から保昌山へ向かう途中、仏光寺通の啓明商事という着物を取り扱っている会社の古民家風の建物の入り口付近に「与謝蕪村宅跡(終焉の地)」と刻まれた石碑が立っているのを見つけました。

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与謝蕪村宅跡に立つ説明書によると、蕪村の幻の日記に以下のように記されているとのこと。

与謝蕪村終焉の地_b0063958_2142519.jpg


「安永三年十一月某日(蕪村五十九歳の時)近くの日吉神社の角を東へ曲がって仏光寺通り途中から南へ入って奥まったところに閑静の空家ありと、とも(妻)が見つけて、またその釘隠町へ身元保証の請状も通り、急に話がきまって三日前移転する。狭いながらに前より一間多く猫のひたいの庭に緑も少々あって、画絹ものびのびと拡げられる心地なり。我が家の前で露地は行き止まり、つきあたりに地蔵尊一体おわします。あしもとに濃みどりのりゅうのひげなど生い茂る。」
by tetsuwanco | 2016-07-21 21:42 | ちょっと遠出

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by てつわんこ
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