人気の「川京」で松江の味を満喫(4)「お刺身の盛り合わせ」と松江の郷土料理の代表格「スズキの奉書焼」
2015年 09月 30日
このちょっと、否、かなり怪しいこの御仁が「川京」さんのご主人。
このお店の名物の一つである拡声器を使ったパフォーマンスで、「鰻のたたき」などのご説明をしていただけます。
そしてお父さんの拡声器パフォーマンス中に出てきたのが、「お刺身の盛り合わせ」です。
基本的に、島根県近辺で獲れたものばかりだとのこと。
サザエ、グレ、シマアジ、イサキ・・・ う~ん、覚えきれません(笑)。
全て、美味しかったけれど、特筆すべきは、サザエでしょうか。コリコリとした食感の新鮮なサザエは今まで何度もいただきましたが、これほど、味わい深い(というのが適切な表現かどうかはわかりませんが・・・)サザエは今まで食べたことなし。よく、サザエのキモと言われる部位があるでしょう。激ウマです(笑)。
島根県を旅行して気が付いたことの一つが、あまり「わさび」を使わないで、赤トウガラシを多用するということ。あの出雲そばでも「わさび」の代わりに、もみじおろしを使いますよね。このお刺身でも、わさびもご用意していただいておりますが、合わせて、お刺身の添えられているのが、島根県津和野産の「柚子胡椒」です。この「柚子胡椒」は普通の「柚子胡椒」と比べると結構、唐辛子が効いていてパンチあり。いいですね。よく刺身に合います。
そして、いよいよ登場したのが、「すずきの奉書焼」です。
その昔、すずきの越中網を見たいといいだした松平不昧公に、漁師たちが奉書に包んで焼いて差し上げたという由来があるすずきの奉書焼きは、まさに不昧公好み。紙のこげた香りが魚に移って、なんともいえず上品な味です。スズキはもともと海の魚ですが、春から秋には宍道湖・中海にたくさん入って来るとのこと。名物に美味いものなしなんて言いますが、この「すずきの奉書焼」は、間違い無く美味。
なお、この「すずきの奉書焼」には、「川京」さんのご主人こだわりの食べ方があり、ご指導いただきました(笑)。
コツは、奉書の中に閉じ込められた香を逃さないように、大きく奉書を開かないこと。
奉書焼きは味だけではなく、香りも楽しみましょうね。
◆川京 (かわきょう)
島根県松江市末次本町65
TEL:0852-22-1312
営業時間:18:00~22:30
定休日:日曜日