「十八番屋花花」 さて、何と読むでしょう?
2015年 06月 06日
京都寺町通夷川に「十八番屋 花花」という面白いお店があります。
今年の5月にオープンしたばかりの新しいお店です。
「おはこや そうか」と読みます。絶対、普通では正しく読めないですよね。
そうそう、歌舞伎の世界で、市川家のお家芸として選定した「助六」、「勧進帳」などの十八番を「おはこ」というでしょう。
それで、このお店は何の店かというと「箱」のお店。版画紙箱・工芸の品々をはじめとする贈答用の箱のお店なんです。
だからショウウィンドウには数々の紙でできた小箱が展示されています。
トラッドでしかもモダン。更にウィットに富んだ「日本」を感じられますね。
そして・・・
ツバメの絵柄の暖簾がなかなかいいでしょう。京都の老舗というと敷居が高くて入りにくいですが、この暖簾を見てもわかるように、何やら「軽やか」で気持ちいい。
おそらく、季節ごとに絵柄が変わるのでしょうね。
このあたりは、鳩居堂さんや紙司柿本さんなど紙に関わるお店が多いので、そういったお店を訪ねていくのも、一つの京の楽しみ方かもしれませんね。
◆十八番屋 花花 (おはこや そうか)
京都市中京区寺町通夷川上ル東側
市営地下鉄東西線の京都市役所前駅より寺町通を北へ約400m
TEL:075-251-8585
営業: 10:30~17:00(平日)
10:30~18:00(日祝)
休み:水曜日(水曜日が祝日の場合、翌木曜日に振替)