雪の嵐山・嵯峨野(3)天竜寺曹源池庭園
2015年 01月 06日
嵐山に鎮座する臨済宗天龍寺派の大本山。後嵯峨天皇の亀山離宮があったところに、暦応2年(1339年)、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓国師を開山として創建した禅寺。
元治元年(1864)七月には「蛤御門の変」で長州兵の陣所となり、薩摩藩により8度目の兵火を浴びることになります。天龍寺境内の大部分は焼失してしまうことになり、明治に入ってから再建されたものとなっています。
方丈裏の曹源池庭園(史跡・特別名勝)は往時の面影を今に伝えています。
嵐山、亀山を背景とした池泉回遊式庭園で、貴族文化の伝統と禅好みの手法が溶け合い、四季折々の美しさを見せてくれるとのことですが、今回、初めて雪の曹源池庭園を眺めることができました。
雪化粧した山が実に美しい。
(撮影:1月2日)