法金剛院の蓮
2014年 07月 27日
この寺は、平安時代の初めに右大臣清原夏野(なつの)が山荘を寺に改めたことから始まります。その後、大治5年(1130)に鳥羽天皇の中宮待賢門院(たいけんもんいん)が都の西方に極楽浄土を求めて壮麗な伽藍を建立し、法金剛院と号したとのこと。
この庭園は大通り沿いに面していますが、一歩中へ入れば、世間の騒がしさとは一切無縁。ハスの花が咲き競う夏、名勝に指定されている法金剛院の庭園は、まさに極楽浄土がこの世に現出したかのように穏やかで美しい超俗の世界となります。
「法金剛院」が蓮の寺と言われているとおり、水面が殆ど見えないまでに一面に蓮が生育しているほか、鉢植えの蓮も数多く設置されています。
(撮影:7月21日)