車折神社の渓仙桜
2014年 03月 29日
近代最後の文人画家と呼ばれる日本画家の巨匠富岡鉄斎がこの神社の宮司を務めていた縁で、彼に傾倒していた画家の冨田渓仙の発意で献木されたそうで、それ故「渓仙桜」と名付けられたようです。やや白っぽく花は小さ目ですが、かなり見ごたえあります。
赤い玉垣との相性もぴったりです。
こちらは寒緋桜。あまり、桜っぽくないですが、列記とした桜です。
これは多分、オカメザクラ系だと思います。愛らしい花ですね。
車折神社(くるまざきじんじゃ)とは変わった名前ですが、後嵯峨天皇が嵐山へ行幸した折、この神社の前で牛車の長柄が折れ、天皇が社に気付き、「車折神社」と命名したのが起源だそうです。
なお、渓仙桜のすぐ南側に芸能神社という境内社があります。芸能人にとってのパワースポットとして、近年特に話題になっているようで、境内を埋め尽くす朱色の玉垣には時代劇俳優からアイドル、はたまたお笑い系まで、名立たる芸能人達の名前を多数拝見することができます。
そして、最近、芸能神社以上に注目されているパワースポットが清めの社という小社。罪を浄化 すると言われているとのこと。
(撮影:3月29日)