上御霊神社の紅葉
2013年 11月 26日
上御霊神社は、相国寺の北側に位置する神社で、延暦13年(794)、平安遷都にあたり、不遇のうちに亡くなった崇道天皇(早良親王)の御神霊を、桓武天皇が平安京の守り神として祀ったことに始まります。
正式名は「御靈神社」といい、中京区にある下御霊神社に呼応するものとして上御霊神社という社名で呼ばれています。
境内はまた、「御霊の杜」ともいわれ、畠山政長と義就の合戦が行われた応仁の乱の発端となったところで、楼門横に「応仁の乱勃発地の碑」があります。
ここは京都でも紅葉の名所の一つとして知られており、11月23日に訪れた際、本殿背後の紅葉がとても見事でした。
これほどの紅葉ながら知る人はあまり多くなく、この日も数人のカメラマンが来ていただけでした。穴場中の穴場と言っても良いでしょうね。
でも、本当に見事なのは、銀杏の樹が葉を落とし、黄金の絨毯を敷き詰める頃。もう一度、ここに来なければ。
(撮影:11月23日)