コスモスの海に浮かぶ大和三山 @藤原宮跡

藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)は、藤原京の中心施設である藤原宮のあったところです。藤原宮は一辺約1kmの中に、大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や天皇の住まいである内裏などがあり、現在の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせた性格を持っていました。藤原京は16年間の都でしたが、藤原宮の構造はその後の都にも引き継がれていきます。

藤原宮跡では、季節ごとに美しい花が植えられ、菜の花やコスモス、キバナコスモス、ハスなど色とりどりの大地のカーペットを楽しむことができるのですが、丁度、コスモスが見頃を迎えていました。

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藤原宮跡は大和三山の絶好の眺望スポットとなっていて、平成23年6月には、藤原宮跡からの大和三山の稜線の眺めが、「重要眺望景観」に指定されたとのことです。

広大なコスモス畑がちょうど満開を迎えていたこともあり、まるでコスモスの海に大和三山が浮かんでいるように見えます。

こちらは大和三山の天香久山です。

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万葉集の中の大伴旅人の歌「春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山」でも有名ですね。

耳成山です。大和三山の中では最も北に位置します。

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こちらは、畝傍山。奈良盆地南部に位置する山である。かつては「畝火山」、「雲根火山」、「宇禰縻夜摩」とも記され、「慈明寺山」、「御峯山」などと呼ばれることもあった[1]。万葉集の中では「瑞山」(みずやま)とも詠まれたとのこと。畝傍とは「火がうねる」の意味である[3]。田の畝のようにくねくねした尾根を多く持つことから名付けられたともいわれるそうです。

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そして、この山。

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古代石器としてサヌカイトの産地、そして、壬申の乱で非業の死を迎えた大津皇子の墓がある山としても有名ですね。

(撮影:10月19日)
by tetsuwanco | 2013-10-22 22:41 | ちょっと遠出

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by てつわんこ
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