「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」@京都市美術館
2013年 04月 06日
花見時期になると、来場者が増加すると見込んで、早めに見に行こうと思っていたのですが、ご存知のとおり、桜の開花時期が早まり、京都で満開宣言が発せされた日に足を運ぶことになってしまいました。
でも、京都のお店の日に聞いてみても、より天候に恵まれた前日の30日の方がはるかに花見の人出が多かったようですし、実際、「リヒレンシュタイン」展は意外にもすいていました。
ひょっとしたら、4月2日から同じ京都市美術館ではじまるゴッホ展と梯子で見ることを考えているんでしょうか。
とにかく、人もそれほど多くなく、快適に鑑賞することができたのは幸い。
印象に残っているのは、数多いのですが、特に印象に残ったものは次のとおり。
どちらかというと聖母子像など女性を描いたものの印象が強いラファエロの「男の肖像」、これまた、スレンダー艶めかしい女性の裸体を描いた作品が印象に残るクラナッハの「聖エウスタキウス」、マンテーニャのブロンズ+鍍金の像「マルシュアス、または聖セバスティアヌス」、レンブラントらしい精神性は希薄ながら「キューピッドとしゃぼん玉」、フランス・ハルスの「男の肖像」、ヴァン・ダイクの「マリア・デ・タシズの肖像」そして、一番多く出展されていたルーベンス作品からは、ポスターなどで取り上げられていた6歳で亡くなってしまう最愛の娘を描いた「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」よりも、「キリスト哀悼」などかな。
東京展でしか見れない作品も結構あって、京都展の規模はやや控えめの88点の展示ですが、それでも充実した美術展と言った感じ。充分見ごたえありましたよ。
リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝
開催期間: 3月19日(火)〜6月9日(日)
開館時間: 午前9時〜午後5時 (入場は午後4時30分まで)
休館日: 毎週月曜日(4月29日(祝)と5月6日(休)は開館)