~一度、塀の中からもこの桜を愛でてみたい~ 有栖川宮旧邸「有栖館」の枝垂れ桜
2013年 03月 31日
烏丸通りから枝垂桜が塀越しに見えるため、通勤・通学の人々が足を止めて眺めている姿がよく見られます。
一度、塀の中からもこの桜を愛でてみたい。
宮家の一つ、有栖川宮家の屋敷は当初、京都御所の建礼門前に建てられていましたが、京都裁判所の仮庁舎として使用されたのち、屋敷の主要部分が烏丸通りに面した現在の場所に移築。
その後は京都地方裁判所の所長宿舎として使われてきましたが、宿舎の退去に伴って、2008年に平安女学院が買い取り、現在は「有栖館」として保存・利用されています。
書院造りで3つの棟から構成されている主屋と青天門、長屋門は、いずれも国の登録有形文化財に指定。
京都御所の一般公開(春・秋のみ公開)に合わせて特別公開されているのですが、ちょっとそれでは遅いのです、桜を眺めるためには。