世界4大芸術家 嶋本昭三さん死去
2013年 01月 27日
嶋本さんは、大阪府出身で、関西学院大学を卒業後、昭和29年に具体美術協会の創設に参加し、前衛美術家として活躍しました。
嶋本さんは、キャンパスに絵の具の入った瓶を投げつけて絵を描くなど、独創的な作品を数多く発表し、国際的にも高い評価を受けました。また、日本障害者芸術文化協会の会長を務め、大規模な障害者の作品展を国内外で開くなど、障害者の芸術の発展にも力を入れてきました。
家族によりますと、嶋本さんは、去年5月ごろから体調を崩して入院していて、今月25日の午後5時すぎに入院先の兵庫県西宮市内の病院で、急性心不全のため亡くなりました。
葬儀は、近親者のみで営まれ、3月上旬ごろに、お別れの会が開かれる予定だということです(NHKニュースWeb)。
先生は、大変気さくな人柄で、1999年だったか、パリのジュ・ド・ポム美術館の「具体派展」開催の際に、いろいろとご一緒させていただいたのも楽しい思い出の1つです。
以前、嶋本昭三先生関連記事は次の通り。
世界4大芸術家 嶋本昭三先生について
嶋本昭三先生、広島原爆忌に平和のパフォーマンス
確か、今年は、ニューヨークのグッゲンハイムで「具対派展(仮称)」が開催され、先生の作品も展示される予定と聞いていたので残念です。
先生のことですから、天国でも、人も思いつかないような芸術活動を展開されることでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。