まさに「錦繍谷」瑞宝寺公園の紅葉
2012年 11月 19日
多数のカエデが紅葉し「日暮しの庭」、「錦繍谷」ともいわれています。
まさに、「錦繍谷」です。
明治初期に廃寺となった黄檗宗瑞宝寺の跡地を神戸市が公園として整備。
歴史的には、豊臣秀吉も有馬をたびたび訪れていて、秀吉が「いくら見ても飽きな
い」などと瑞宝寺の紅葉を気に入ったという故事が残っています。
また秀吉が囲碁を指したとされる石の碁盤も、公園内に残されています。
秀吉の死後、慶長9年(1604年)に大黒屋宗雪が瑞宝庵を創設。その孫、寂岩道空は
黄檗宗に帰依し、瑞宝寺を新しく建立しました。文化年間(1804~1817)には25代
目である草頂文秀が堂塔伽藍をすべて完備しました。その法弟、慈定真戒が境内の
整備に意を注ぎ、とりわけ、楓桜の植樹に努めたとのこと。
旧瑞宝寺の山門は、1868年に京都の伏見桃山城から移築されたものだとか。
前日の強雨のため、散り紅葉も鮮やか。
(撮影:11月18日)